リトアニア国会、原発建設法案を承認 日立がABWRを初輸出へ

2012年6月29日

リトアニアのエネルギー省は21日、同国の国会がビサギナス原子力発電所建設計画の事業権付与契約案を盛り込んだ法案を賛成多数で承認したと発表した。建設計画の事業権をプロジェクト会社に付与するとともに、同社への出資を伴う戦略的投資家として日立製作所を選定したこと、および日立GEニュークリア・エナジー社のABWR設計技術による計画推進を認める内容。同法は大統領の署名により正式決定するが、隣国ラトビアとエストニアとの出資に関する最終合意をもって、日本から初めて原子力発電プラントとしての輸出が実現する。これにより原子力の導入を計画しているアジアなど新興国への輸出案件にも弾みが付くと見られている。

<後略>

ビサギナス原発の立地例(=手前)

リトアニア国会、原発建設法案を承認 日立がABWRを初輸出へ