土木建築業者を選定へ 英国のヒンクリーポイント計画
英国で稼働中原発の約9割を所有するEDFエナジー社は18日、ヒンクリーポイントC発電所として進めている原子炉建設計画について、仏ブイグTP社と英国のレイン・オルーク・グループによる合弁事業体(JV)を土木建築作業発注先の有力候補に選定したと発表した。最終的な投資決定は今年末にも下す予定で、それまで同JVは「早期請負者関与(ECI)」の予備合意業者として工事計画や詳細設計、建設工法の開発活動などで協力することになる。
英国では現時点で、3つの事業者が具体的な新設計画案を提示しているが、ドイツ企業の合弁会社であるホライズン社がウィルファとオールドベリーの2サイトで進めていた建設計画は、ドイツ政府の脱原子力政策の余波を受けてホライズン社が売却されることになり、宙に浮いた状態。 また、セラフィールドで仏英西の合弁企業「ニュージェン社」が進めている建設計画からは、地元英国の1社が撤退を表明した。
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