韓国の安全委、福島事故後初めて 新設計画に建設許可発給
韓国原子力安全委員会は2日、福島事故後初めてとなる建設許可を新蔚珍原子力発電所1、2号機(各140万kW)計画に発給した。アラブ首長国連邦(UAE)向け原子炉と同型の改良型加圧水型炉「APR1400」となる予定で、2016年以降の完成が見込まれている。安全委はまた、建設中だった新月城1号機と新古里2号機について、試運転のための安全性を最終確認し運転を許可。福島事故後も原子力を国の代表的な輸出産業に育成することを目標に掲げるなど、ひるむことなく原子力拡大路線を決めた同国で、運転を許可された2基は22基、23基目の原子炉として約2070万kWの原子力設備の一角を占めることになる。
新古里3の圧力容器(© KHNP)