カナダ ブルースA2号機が再起動

2012年4月5日

2006年から大がかりな改修工事が行われていたカナダのブルースA原子力発電所で2号機(CANDU、80.5万kW)が3月20日に約20年ぶりに再起動を果たした。同炉と同じく改修中だった1号機(CANDU、80.5万kW)も昨年末に燃料を再装荷したことから、運転会社のブルース・パワー(BP)社では、同発電所の4基が揃って運転再開できる日も近いとしている。


ブルースA発電所のCANDU炉四基は1970年代に営業運転を開始したが、運転実績の低迷に伴う経済性の悪化から、BP社は90年代にこれらすべての運転を休止。2001年以降順次、安全性および火災・耐震性を見直すとともに、圧力管や燃料チャンネルの取り替えを含む改修工事を始めており、3、4号機は2003年と04年に一足先に運転再開にこぎ着けた。


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