加安全委がポイントルプローで 燃料の再装荷を許可
カナダ原子力安全委員会(CNSC)はこのほど、2008年から改修工事中だったポイントルプロー原子力発電所(CANDU、68万kW)での燃料再装荷をニューブランズウィック原子力発電会社(NBPN)に許可した。
4年ぶりの再起動には改めてCNSCの承認が必要で、それまで同発電所は「保証された停止状態」に留まる。実質的な運転再開は今年の後半になる見通しだ。
ケベック州に立地する同発電所は1983年に営業運転を開始したが、NBPNは運転期間の延長を念頭に08年3月から14億カナダドルをかけた大がかりな改修工事を実施。カランドリア・タンクの燃料チャンネルに水平に挿入される全380本の圧力管を、両端に装備する760個の端栓とともに取り替えている。
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ポイントルプローはNBPN社所有の唯一の原発(=写真左)