ヨルダンの原子力導入計画 候補設計を2社に絞る
ヨルダン国営のペトラ通信は4月29日、同国初の原子力発電所建設発注先を選定している原子力委員会(JAEC)が、候補企業を仏アレバ社と三菱重工の合弁事業体であるアトメア社およびロシアのアトムストロイエクスポルト(ASE)社の二社に絞り込んだことを伝えた。
福島事故後の教訓も踏まえ、これら二社の提案する設計が最も厳しい安全要項とヨルダンの必要事項を満たせる「ベストな二件」と判断したもの。同国は今後、2019年の完成を目標に、技術的な問題に関する二社との協議を継続するが、日本とヨルダン二国間の原子力協力協定は今年2月に発効。アトメア社が原子炉建設を受注した場合でも輸出が可能だ。