クレーン販売で中国企業と合弁 WH社

2012年6月8日

東芝傘下のウェスチングハウス(WH)社はこのほど、同社の原子力クレーンおよび燃料取り扱い機器供給子会社である「PaRニュークリア社」と中国の鍛造機器・重機器およびクレーンの製造企業である太原重工グループ(TYHM)が合弁事業体を組む事で合意に達したと発表した。


中国では現在、浙江省の三門原子力発電所および山東省の海陽原子力発電所でWH社製AP1000を2基ずつ建設中。これらのサイトでは今後も同型機を2基ずつ増設する計画があるほか、その他の計画中サイトでもAP1000の採用が決まっている。このため、原子力専用の旋回式天井クレーンや燃料交換機器などを大々的に納入可能にするのが主な目的だ。


<後略>