ATMEA1を入札候補に アルゼンチン
三菱重工業との合弁事業体「アトメア社」で第3世代プラスの原子炉設計を開発している仏アレバ社は12日、アルゼンチンの国営原子力発電会社(NA−SA)が同国4基目の原子炉設計候補として「ATMEA1」を入札のための予備的な有資格設計に認定したと発表した。同設計がアルゼンチンの最も厳しい安全要件のみならずNA−SAの必要性をも満たすことが認められたことから、今後、NA―SAから提案依頼書が発行されるとしている。
アレバ社によると、ATMEA1は中規模の送電系統などすべてのタイプの送電網にも対応できるほか、全世界の安全規制に適用可能となることを目指した110万kW級の中型PWR。24か月間の長期サイクル運転、全炉心へのMOX燃料装荷などを可能にする技術が盛り込まれる。
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