ロシアから財政融資取得 インド、クダンクラム3、4計画で
インド原子力省は17日、クダンクラム原子力発電所3、4号機(各100万kW、ロシア型PWR)増設計画でロシアから低金利の財政融資を得る議定書に調印したと発表した。総工費3200億ルピー(約4540億円)のうち、1700億ルピー(約2412億円)までがロシアからの融資で賄われる計算。ロシアとの協力で同サイトで間もなく運開予定の1号機および7か月後に完成予定の2号機と合わせて、総計400万kWのロシア型PWR(VVER)がインドの発電設備に加わることになる。
議定書によると、ロシア政府の輸出信用は3、4号機建設で同国が提供する作業や資機材およびサービスなどの経費の85%に相当する34億ドルのほか、燃料集合体と制御棒用経費の85%となる8億ドルなど。年間4%の利息を伴うものだが、資機材等の方は14年ローンで原子炉が発電を始めた1年後から返済開始。一方の燃料費は4年ローンで、受領して2年後から返済することになっている。
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