カナダで4半世紀ぶりにサイト準備許可 ダーリントンで2基増設へ
カナダ原子力安全委員会(CNSC)の共同審査小委員会(JRP)は17日、オンタリオ・パワー・ジェネレーション(OPG)社が申請していたダーリントン原子力発電所の増設計画に「サイトとプロジェクト概要の準備に関する許可(SPL)」を発給する判断を下した。同国では2009年に3件の新設計画で申請が取り下げられるなど、建設許可と運転許可の前提となる許認可が与えられるのは4半世紀ぶり。SPLは2022年8月までの10年間有効であることから、OPGでは18年以降に2基・約200万kWを運開させるため、サイトでの準備活動や建設許可の申請に向けた作業を開始する。
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