認可発給を一時停止 米規制委が決定
米原子力規制委員会(NRC)は7日、原子炉新設計画における建設・運転一括認可(COL)手続き、ならびに既存原子炉の運転認可更新手続きで最終的な認可の発給を一時的に停止する方針を明らかにした。
NRCが2010年に改定した廃棄物信頼性決議(WCD)等に対し、コロンビア特別区巡回控訴裁判所が6月に「現行法に違反する」と裁定したのを受け、この問題の解決まで新たな認可発給の凍結を決めたもの。これにより、EPC契約締結済みのレビィ・カウンティ1、2号機建設計画のCOLを含め、現在進展中のCOL審査19件、認可更新審査12件、ワッツバー2号機の運転認可審査が影響を受けるが、一部の報道では、審査手続き自体は継続するようNRC委員がスタッフに命じたと伝られている。
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