試運転で出力100%に到達 イランのブシェール原発(ロシア製)
イランでブシェール原子力発電所の建設工事を請け負っていたロシアの原子力総合企業ロスアトム社は8月31日、試運転中の1号機(=写真)(ロシア型PWR、100万kW)が30日付けで定格出力に達したと発表した。将来の安全運転を保証するため段階ごとに機器試験を実施中だとしているが、営業運転の開始時期には触れていない。
商業規模の原子炉としては中東唯一となる同炉は、ナタンズにあるウラン濃縮パイロット工場および商業規模の濃縮施設とともに国際原子力機関(IAEA)の保障措置下にある。昨年5月に初臨界達成後、9月に出力6.5万kWで国内への送電を開始していた。
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