次期事務局長にリーシング氏 WNA
世界原子力協会(WNA)は6日、今年一杯で退任するJ.リッチ事務局長の後任として、スウェーデンの原子力発電事業者であるバッテンフォール社のA.リーシング上級顧問(=写真)を選出した。来年1月1日付けで就任する予定。
放射線物理学の修士号を持つリーシング氏はスウェーデン王立放射線防護研究所などを経て1980年にバッテンフォール社に入社。放射線安全部門や環境部門等で部長職を歴任後、2003年から近年までは環境部門担当副社長を務めた。原子力・放射線利用の仕事に携わる女性の国際的なネットワーク「WIN」設立にも貢献しており、同組織の会長を務めたほか、欧州原子力学会およびスウェーデン原子力学会の両方で会長を務めた経験もある。
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