最古原発は2016年に閉鎖 仏大統領が公表
仏国のF.オランド大統領は14日、パリで開催されていた環境会議で演説し(=写真)、仏国最古のフェッセンハイム原子力発電所(90万kW級PWR2基)を2016年末までに閉鎖すると明言した。今年5月の大統領選で、「速やかに閉鎖の準備を始める」と公約していた同原発の処遇について、今回初めて閉鎖時期を明確に示したもの。
1977年に運開した同原発1号機は昨年7月、17年まで40年間の運転延長が認められていたことから、オランド大統領の発表により実質、閉鎖が約1年前倒しされることになる。ただし、閉鎖に際しては電力の安定供給と雇用の保証が条件。同サイトを原子炉廃止措置の成功例とし、この分野の専門的知見の世界的な規範とする考えを明らかにした。
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