原子力強化で専門部門 バッテンフォール社が組織改編

2012年9月27日

スウェーデンの稼働中原子炉10基のうち7基を所有するバッテンフォール社は19日、大幅な組織改編により、原子力発電所の操業で最高レベルの安全性が保証されるよう、原子力事業を一括して扱う専門部門の設置を決めた。同社は7月末に、既存原子炉を代替する原子炉の建設可能性について情報分析する申請書を放射線安全庁に提出。原子力には再生可能エネルギーとともに、今後の投資の方向性の1つとして力を入れていく方針だ。

同社の旧体制では(1)発電(2)配電と販売(3)再生可能エネルギー――という3つの運営区分下に5つの事業部門が存在したが、11月1日以降の運営区分は(1)と(2)のみとなる。原子力事業部門を、持続可能資産開発部門や生産部門、資産合理化・取引部門とともに(1)の区分下に配置。再生可能エネルギー専門の運営区分は廃止することとし、事業内容毎に分離して(1)の持続可能資産開発部門と生産部門に組み込んだ。

<後略>

バッテンフォール社が所有するフォルスマルク原発

原子力強化で専門部門 バッテンフォール社が組織改編