ポイントルプローが再併入 カナダ

2012年11月1日

カナダのニューブランズウィック(NB)州でポイントルプロー原子力発電所(=写真)(CANDU、68万kW)を操業するNBパワー社は10月24日、同発電所が2008年3月に停止して以来初めて、州の送電網に再接続されたと発表した。


同炉ではCANDU6設計では初という運転期間延長のための大規模な改良工事により、380本すべてのカランドリア管や燃料チャンネル、フィーダー管の取り替え作業が完了。今年7月にカナダ原子力安全委員会(CNSC)から再起動を許されたばかりで、商業規模の送電が可能になるには、最終段階の起動テストとして出力の増減や送電網からの解列および再接続などが残されている。また、出力を35%以上に上昇させるにはCNSCの許可が必要。同委は残りの試験や起動活動についても現場検査や技術審査の形で監視を継続する。


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ポイントルプローが再併入 カナダ