官民で原子力産業協議会設置 英国

2012年11月8日

英エネルギー・気候変動省(DECC)のE.ディビー大臣は10月30日、国内の原子力産業が世界の競争市場で競争していくための新たな能力を身につけられるよう支援する「原子力産業協議会」を英原子力産業協会(NIA)との連携により設置したと発表した。

日立製作所が同国で原子力発電所の新設計画を進めるホライズン社の買収を決めたのに合わせて発表したもので、主要部門全体で産業界と連携する強固な戦略を打ち立てたいという英政府側の目的を反映した施策という位置づけになる。

同協議会の議長は政府と産業界が共同で務める予定で、政府からはディビーDECC大臣とビジネス・イノベーション・技能省のM.ファロン・ビジネス担当相が参画する一方、産業界側の代表はNIAのJ.ハットン会長が担うことになった。

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