次期会長にEDFのレガルド氏 WANO
原子力発電所の安全性と信頼性を高めるために設立された民間組織の世界原子力発電事業者協会(WANO)は10月末の理事会で仏電力(EDF)のJ.レガルド副社長(56)を次期会長に選出した。来年3月1日付けで現職のL.ストリッカー会長と交代する。
レガルド氏は仏国の理工系エリート養成高等教育機関である国立土木学校でエンジニアの学位を取得。1980年にEDFに入社し、91年から96年までゴルフェシュ原子力発電所の所長、96年から98年までクリュアス原子力発電所で所長を務める。
その後、2001年までEDF産業部門で人的資源部のマネージャー、05年まで発電部の化石・水力部長を歴任したほか、07年まで雇用部長として働いた。同年5月に現職である発電部担当・上級経営副社長に就任。現在も米国のコンステレーション・エナジー・ニュークリア・グループ(CENG)の取締役会に在籍している。