EDFの計画にサイト許可 英国の原子力新設計画大きく進展
英国原子力規制庁(ONR)は26日、EDFエナジー社がサマーセット州で進めているヒンクリーポイントC原子力発電所建設計画に対してサイト許可(NSL)を与えた。原子炉建設サイトへの許可としては25年ぶりで、同国における原子力新設計画は最初の2基の建設に向けて大きく前進。安全性に関わる部分の実質的な着工までには、NSLに基づくONRのさらなる承認、および環境庁と担当大臣からも環境認可と同意が必要だが、同サイトに建設予定の仏アレバ社製・欧州加圧水型炉(EPR)は包括的設計審査の最終段階に入っており、設計上の課題解決で追加情報が提出されれば、年内にも規制当局が最終承認を与える見通しとなっている。
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ヒンクリーポイントC原子力発電所の完成予想図