英国政府が電力市場改革法案 新設計画への投資促進見込む

2012年12月5日

英国エネルギー気候変動省(DECC)のE.ディビー大臣は11月29日、電力の安定供給を維持しつつ原子力発電等の利用による低炭素経済への移行を目指した電力市場改革(EMR)法案を国会での審議に回したと発表した。低炭素電源による電力を固定価格で差金決済するなど、不確定要素を減ずることによって、原子力の新設計画を含む英国のエネルギー・プロジェクトに多くの投資家を惹き付けるのが主な目的。女王の裁可を経て来年中に発効すれば、2014年にも同法案に盛り込まれた多くの施策が本格的に実行に移されることになる。

<後略>

ディビーDECC大臣

英国政府が電力市場改革法案 新設計画への投資促進見込む