資源輸出国で集中講義 (1)モンゴル 国際原子力人材育成大学連合
原子力の教育・研究に携わっている日本全国の原子力関係の15大学(=表)が、産業界等の関係協力機関の支援のもとに、それぞれの人材育成資源を持ち寄りかつ連携し、質の高い国際原子力人材を育成するための文科省補助事業(大学連合ATOM)が平成22年より開始されている。
この代表的事業の1つとして、東南アジアをはじめとする原子力発電所新規導入計画を有する7か国(=表)を対象とした原子力の人材育成のための、原子力平和利用、原子力安全ならびに原子力基礎教育のための特別集中講義が実施されてきた。平成24年度には、これまでに、モンゴル及びインドネシアにおいて実施された。
<後略>
(写真)モンゴル国立大学に集まった受講生達と日本からの教授陣。
彼らからは日本に対する熱い期待が感じられたが、これは市内を走る
自動車の95%以上が日本車であることに象徴される日本の技術への
高い信頼、過去20年間にわたる日本からのODA支援、日本人の人柄
などがその背景にある。
原子力を導入する場合はどこの国からが好ましいかを市民にアンケート
調査したところ、1位が日本からだったそうである。