運転継続に肯定的見解 仏安全当局がフェッセンハイムで
仏原子力安全規制当局(ASN)は12月20日、閉鎖問題で揺れるフェッセンハイム原子力発電所について、「事業者の仏電力(EDF)が規制要件遵守のために1号機で進めている対策には満足している」との見解を示した。同日現在で、2012年末が期限となっている残留熱除去系の改良など、運転継続のための要件が満たされる見通しだとして、その安全性にお墨付きを与えた形だが、同国では昨年5月に大統領に就任したF.オランド氏が、仏国最古の同発電所を選挙公約どおり2016年末に閉鎖する方針を昨年9月に改めて表明。閉鎖に伴う電力供給保証や雇用の維持などの問題を含めて、どこまで規制当局の判断を考慮するか注目されている。
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