[新刊抄]「中国原子力ハンドブック」 テピア総研が最新版刊行
中国・アジア地域専門の民間シンクタンクであるテピア総合研究所は昨年末、中国の原子力発電産業を網羅した「中国原子力ハンドブック2012=中国が変える世界の原子力」(=写真)を刊行した。
初回の08年版刊行後約5年を経た全面改訂で活字を小さくして頁数を抑えたが、情報量は倍になったという。中国の原発と核燃料サイクル、原子力産業の全体像や新型炉、開発体制、安全規制、および人材育成の最新情報を豊富な事例とともに1冊にまとめている。
同国では現在、先進PWRの国産化推進のため、米ウェスチングハウス社のAP1000や仏アレバ社の欧州加圧水型炉(EPR)等の建設を推進しているが、これらを含む各種新型炉の開発状況も34頁にわたり紹介。
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