高温ガス炉調査でエネ省と契約 米NGNP社

2013年2月13日

次世代原子力プラント(NGNP)技術の開発・商業化を米国で共同推進する国際的な企業連合である「NGNP産業アライアンス社」はこのほど、高温ガス炉(HTGR)技術の分析調査で米エネルギー省(DOE)から100万ドルの契約を獲得したと発表した。

総コストをDOEとの折半で賄うという同契約により、NGNP社はHTGR技術を活用したビジネスと経済性に関する分析を継続し、原子力エネルギーをプロセス熱や蒸気の活用産業にも拡大していく。同社はHTGRを幅広い分野で多目的利用が可能と考えており、潜在的な活用例として石油化学施設などへの電熱併給やオイル・サンド回収作業時の蒸気生成などを列挙。昨年、これを産業界のニーズに合った炉型として選択し、その商業化に向けた計画を推進している。

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