フィンランドのフェンノボイマ社 大株主が独社撤退分を購入
フィンランド中西部のピュハヨキでハンヒキビ原子力発電所1号機建設計画を進めているフェンノボイマ社は15日、昨年10月に独E・ON社が売却表明したフェンノボイマ社株34%を、同社の大株主がすべて購入したと発表した。ハンヒキビ計画には仏アレバ社と東芝が原子炉設計候補として入札に参加しており、E・ON社の撤退表明時には同計画の実現を危ぶむ意見もあった。しかし、同社株の66%を保有していたボイマオサケイティエSF社がE・ON社の持分を受け、100%の株式を保有したことにより、そうした不安は一先ず払拭された形。フェンノボイマ社は今年末までに原子炉供給業者を選定し、2020年頃の運開につなげたいとしている。
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