タービン建屋の屋根が一部崩落 チェルノブイリ原発

2013年2月21日

27年前に事故を起こしたウクライナのチェルノブイリ原子力発電所で12日の午後2時過ぎ、4号機を覆う石棺近くにあるタービン建屋で屋根と壁の一部が雪の重みにより崩落した。


国家原子力規制検査局(SNRIU)の発表によると、この屋根は事故後、石棺が建設された後に施工されたもので、石棺構造物の一部ではない。崩落部分の面積は約600平方メートルで、技術的な規定に基づく石棺の安全状態や各種の制限値に異常はなかったほか、同発電所と立ち入り禁止区域における放射線量の変動、ケガ人もなかった。また、SNRIUの要請により崩落した壁の近くで大気中汚染物質の計測も行われたが、異常は検出されなかったとしている。


<後略>


真上から見たチェルノブイリ4号機。矢印の部分が
崩落したタービン建屋の屋根

タービン建屋の屋根が一部崩落 チェルノブイリ原発