ナタンズに新型遠心機 イランの核開発疑惑で新情報
イランの核開発疑惑に関して国際原子力機関(IAEA)が21日に作成した報告書で、同国がナタンズの燃料濃縮工場(FEP)に最新型遠心分離機を設置するなど、国連安保理決議等の義務事項に違反し続けていることが明らかになった。
査察活動への十分な協力が同国から得られず、未申告の核物質や活動の有無に関し信頼性のある確証が得られないため、IAEAはイランの核物質の全てが平和利用と結論付けることは出来ないと断言。これを受けた国連常任理事国の5か国とドイツは、26日からカザフスタンで始まった同国との8か月ぶりの協議で、事態の改善を図る考えと見られている。
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