三菱重工の原因報告書が公表 米サンオノフレ原発
蒸気発生器(SG)の細管同士の接触破損で停止中の米サンオノフレ原子力発電所(SONGS)を所有するサザン・カリフォルニア・エジソン(SCE)社は8日、SGを製造した三菱重工(MHI社)による「根本原因分析と補足の技術評価に関する報告書」が公開されたのに関し、接触破損の原因となった設計パラメータについては許容範囲内との説明を受けていたと釈明した。
SONGSでは昨年1月、3号機(PWR、112.7万kW)の新しいMHI社製SG細管から微量の放射能が漏洩。この時、燃料交換等により停止中だった2号機(3号機と同型)でも、MHI社製SGの同じ部分で予想外の破損が発見されたため、SCE社は両炉を停止状態とし再稼働への道筋を模索している。
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MHI社は09年に2号機用、10年に3号機用の取替用SGを2基ずつ納入した