キウォーニ原発を予定通り閉鎖 米ドミニオン社
米国のドミニオン社は7日、昨年秋に発表していた通り、ウィスコンシン州で約40年間操業したキウォーニ原子力発電所(=写真)(PWR、59万kW)を経済的理由により閉鎖した。今後は廃止措置を取り、60年以内に完全な緑地に戻す方針だ。
同原発の閉鎖についてドミニオン社は、ウィスコンシンを含む中西部12州の経済規模で原子力設備の拡大が難しいのに加え、地域内の電力卸売価格が低下傾向にある時期に同原発の電力販売契約が終了に近づいたためと説明。同炉は2011年2月には米原子力規制委員会(NRC)から2033年まで20年間の運転認可更新も認められたが、買い手が見つからなかったことからドミニオン社は閉鎖を決めた。
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