UNSCEARが報告書案を承認 福島で「住民の健康に影響ない」
国連の原子放射線影響に関する科学委員会(UNSCEAR)は年次会合最終日の5月31日、「福島事故による被ばくが住民の健康に直ちに影響を与えることはなく、一般市民や作業員の大多数が将来、何らかの健康影響を被ることも考えにくい」と結論づける報告書案を承認した。今年後半に開かれる国連総会に提出される予定だが、国際放射線防護委員会(ICRP)勧告に技術的なベースを提供する立場のUNSCEARが、純粋に科学的所見から同事故による健康影響の小ささを保証したことから、日本の今後の放射線規制にも何らかの影響があると予想されている。
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UNSCEARの年次会合