ブラジルで販売促進イベント ロシア

2013年6月19日

ロシアの原子力総合企業ロスアトム社は10日、新たに100万kW級原子炉4〜8基の新設を検討しているブラジルにロシアの原子力技術を売り込むため、販売促進セミナーをリオデジャネイロで開催したと発表した。


ブラジルでは現在、独シーメンス社の技術によるアングラ原子力発電所1、2号機が稼働しているほか、仏アレバ社が作業を引き継いだ同3号機を2015年の送電開始目指して建設中。水力発電への依存を軽減するため、連邦政府が管理するエレトロブラス電力会社傘下のエレトロ・ニュークリア社が2030年までに少なくとも4基の原子炉を建設するとしており、すでに40の候補地点を特定した。これに対して、海外のプロジェクト19件を含め28件の原子炉建設計画を進めているロスアトム社が、ブラジルの条件に見合った原子力開発協力モデルの構築を提案したもの。


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