原子炉3基の再稼働を承認 韓国安全委
韓国の原子力安全委員会は4月23日から計画停止中だった月城2号機の再稼働を6月25日に承認した。
安全委は部品の品質保証書偽造疑惑等で昨年秋から停止していたハンビット(旧「霊光」)3号機を6月9日付けで、また5月3日から定検中だったハヌル(旧「蔚珍」)5号機を6月15日付けで運転に復帰させており、原子炉23基中、停止中の基数は8基に減少。5月末に発覚した機器の検査結果偽造等で懸念されていた、原子力による夏場の供給力不足に対処する考えと見られている。
韓国では昨年11月、品質保証書が偽造されたヒューズやスイッチなど一般産業品目がハンビット3〜6号機に設置されたことが判明し、部品交換作業が行われていた。3号機ではまた、定検中に原子炉ヘッド貫通部で欠陥が発見され、補修を実施。再稼働承認前に安全委が最終的な安全確認を行ったとしている。
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