独で処分場手続き法案可決 高レベル最終処分場の選定が前進
ドイツの議会上院は5日、使用済み燃料と高レベル放射性廃棄物(HLW)の最終処分場サイト選定に関する手続き法案を賛成多数で可決した。6月28日付けで下院も承認済みであることから、同法案は予定通り、夏の休会を目前に成立。ゴアレーベン岩塩坑を候補地とするこれまでの作業を一旦白紙とし、連邦および州の両政府や各界の代表による委員会が2015年までに安全要件やサイト選定基準に関する提案を作成するほか、遅くとも31年末までに合意ベースで候補地を議会に勧告するなど、明確な目標の達成に向けて大きく動き出した。
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