米EIAが2040年までのエネ予測 「原子力の発電量、倍増」

2013年8月1日

米エネルギー省(DOE)内にある独立の統計分析機関のエネルギー情報局(EIA)は7月25日、2040年までの長期的な世界のエネルギー市場動向を予測した「国際エネルギー見通し(IEO)2013」を発表した。今後30年間に世界のエネルギー需要は途上国に牽引され56%の増加が見込まれるほか、電源別発電量では再生可能エネルギーと原子力の消費量の伸びが化石燃料を上回る見通しだ。


IEO2013の標準予測ケースによると、世界のエネルギー消費量は2010年実績の524クアッド(=1000兆)Btu(英国熱量単位)から40年に820クアッドBtuに増加する。主に中国とインドの消費量増が大きな要因で、これら2か国だけで40年までの増加分の半分を占める計算になる。


<後略>


世界の地域別原子力発電設備容量(2010年実績と2040年予測)

米EIAが2040年までのエネ予測 「原子力の発電量、倍増」