工費増加問題で関係者が和解 米国のボーグル計画
米ジョージア州の公益事業委員会(PSC)は3日、ボーグル原発増設計画でジョージア・パワー社が要請していた資本費の承認増額に関する同社とPSC公益擁護スタッフの合意文書を全会一致で承認した。
今年3月に着工したボーグル3号機では、ジョージア社の持分となる資本費が当初見積を8.6%(3億8100万ドル)オーバー。この問題にでジョージア社は、同炉が2017年に完成するまで保証の増額や顧客からのコスト回収に関するPSCへの申請を延期することとし、PSCもこの問題を取り上げないことが取り決められた。
ジョージア社はこれに伴い、今年1月から半年間のプロジェクトの進展状況と実際の支出額について、簡略な最新情報を提出したほか、半期毎に取りまとめていた工事監視報告書(VCM)も、来年2月末までに今年1年間の進展状況を1つに統合して提出することになった。
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