バングラデシュの原子力導入計画 ロシアと設計契約に調印
バングラデシュの原子力導入計画を請け負っているロシアの原子力総合企業ロスアトム社は4日、両国が原子炉建設のための技術契約に調印したと発表した。今後2年間で100万kW級のロシア型PWR(VVER)2基の基本設計を行うとともに、来年初頭からバングラデシュの首都ダッカから160km離れたルプールで準備作業を開始する見通し。15年に本格着工した後、5年後の完成を予定している。
今回の契約はロスアトム社のS.キリエンコ総裁とバングラデシュのS.ハシナ首相が見守るなか、ロスアトム社傘下のエンジニアリング企業であるNIAEP―ASE社総裁とバングラデシュ原子力委員会の委員長が建設サイトで調印。その後、発電所の礎石を据える式典が行われた(=写真)。
<後略>