除染・廃炉等の技術を紹介 スペインの原子力セミナー
スペインのM.ラホイ首相の訪日に合わせて、同国の原子力規制体制や廃棄物管理および関連技術について紹介するセミナーが3日、都内のホテルで開催された。後援した原産協会の呼びかけで約200名が集まる盛況となり、日本にとって喫緊の課題である福島の廃炉対策等で解決の糸口となり得る同国の技術や知見に熱心に耳を傾けた。
スペイン原子力安全委員会(CSN)はこの前日、日本の原子力規制委員会(NRA)と原子力安全における情報交換等で協力覚書に調印したばかり。7基の原子炉で総発電量の約20%を賄う同国も、化石燃料の輸入量削減のために今後も原子力利用を継続する必要があるなど、日本と同様のエネルギー事情を抱えている。
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駐日スペイン大使館・経済商務部が主催・開催したスペイン原子力セミナー