2017年末に完了へ 英国でのABWR設計審査
英国の原子力規制局(ONR)と環境庁(EA)は9日、包括的設計審査(GDA)における昨年12月から今年8月までの経過報告書を公表し、日立GEニュークリア・エナジー(HGNE)社のABWR設計審査が本格審査の開始から4年後の2017年末には完了する見通しであることを明らかにした。
英国政府が進める原子炉新設計画では、採用設計の認証制度であるGDAを受けることが不可欠で、これまでに仏アレバ社の欧州加圧水型炉(EPR)のみが設計容認確認書(DAC)を取得。ウェスチングハウス(WH)社製AP1000では11年に暫定DACが発給されたものの、同社は英国で採用顧客を確実に確保できるまで審査を進めない方針であるため、作業は中断している。
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