中仏が原子力協力強化 第三国の計画にも共同参加へ
中国を5日間の日程で公式訪問していた仏国のJ―M.エロー首相は6日、両国が民生用原子力分野における連携を一層強化し、英国など第三国の新設計画にも共同参加していくことで合意したことを明らかにした。
同首相の訪中は両国が来年、国交樹立50周年を迎えるのを機に行われたもので、協力強化が確認された分野は原子力のほかに航空、宇宙、農産品、医療品、投資など多岐にわたる。P.マルタン環境・持続可能開発・エネルギー大臣を含む5閣僚がエロー首相に同行したほか、原子力産業界からも仏電力(EDF)やアレバ社、仏原子力・代替エネルギー庁(CEA)、仏原子力安全規制当局(ASN)の幹部が一行に参加。EDFの協力により欧州加圧水型炉(EPR)が2基建設中の広東省台山原子力発電所サイトの視察も行われた。
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国交50周年を祝うエロー首相(=左)と李克強首相