国連科学委、福島第一原発事故影響で報告書 一般市民への健康影響予想せず

2014年4月8日

原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)は2日、「東日本大震災後の原子力発電所事故による放射線被ばくのレベルと影響」と題する報告書を公表し、一般市民の線量は概して低いか、非常に低く、認識できるレベルで健康への影響が増えるとは予想できないとの評価結果を明らかにした。また、子供は大人と比べ、概して甲状腺がんにかかるリスクが高まったと推測されるものの、甲状腺に100mGyの線量を受けた可能性のある幼児の人数が不明確であることから、標準値を超える罹患数の増加はモデル計算で見積もるしかないとの考えを示している。

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