台湾総統、川内報道で今後の日本の動向に注目
台湾の馬英九総統は17日、日本の原子力規制委員会が川内原子力発電所1、2号機の新規制基準への適合性を確認したとの報道について、「今秋にも再稼働する可能性が高いと聞いており、今後日本で、より多くの原子力発電所が運転を再開していくか注目している」との見解を発表した。
台湾では福島第一原発事故後に反原子力運動がとみに高まり、4月にほぼ完成していた龍門原子力発電所1号機を密閉管理するとともに、同2号機の建設作業を凍結した。これらを将来稼働させるか否かは国民投票で決定する方針であることから、エネルギー供給条件の類似する日本の動向が同原発の稼働につながることへの期待を示したもの。