フラマンビル3で圧力容器を設置

2014年1月28日

仏アレバ社は25日、仏国北西部シェルブールの南西21kmに位置するフラマンビル原子力発電所サイトで3号機(FL3)の圧力容器設置作業を完了したと発表した。同国初の欧州加圧水型炉(EPR)として2007年12月に着工したFL3も原子炉系統設備の据え付け作業が佳境を迎えており、2016年の完成を目標に、蒸気発生器や加圧器の据え付けが今後数か月間で行われることになる。

圧力容器はアレバ社のサン・マルセル工場で製造したもので、昨年10月に建設サイトに到着。重さ425トン、高さ約11m、直径5.5mという同容器の据え付け作業は22日に開始され、仏原子力安全規制当局(ASN)の監視するなか、24日に原子炉建屋中央部の原子炉ピットに無事に収められた。

出力165万kWとなる同炉の建設サイトでは現在、2850名以上の従業員が作業中だが、完成すれば150万人地域の仏国民に電力の供給が可能になるとしている。

据え付け作業中の圧力容器
(© Mediatheque EDF/Alexis Morin)

フラマンビル3で圧力容器を設置